この出版物は、裏方の役割を担ってい ることの意味を考えようとするものだ。企画構成としては、6名の寄稿者が個々の経験、 実践方法とアートに対する価値観を綴ったテクストと、同じメンバーで行ったオンライン 座談会の抜粋、寄稿者の一人でもあるアイリス・フェレール作のテクストと座談会をもと にした用語集を収録している。また付録として、デンバー・ガルザ作のグループケアのた めのマニュアルを載せた。制作と発表に関わるすべての人にとって展覧会を有意義で 健全なものにするためには、多くの関係者の努力が不可欠だ。この本がその一助とな ることを願っている。